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2016/11/05 琉球ゴールデンキングス vs 大阪 試合レビュー

今季最多失点でなす術もなく屈辱的な大差で敗北・・・

  琉球 大阪
  57-96
----------------
1 18-25
2 17-22
3 12-21
4 10-28

キングスのスタートは、#5マクヘンリー、#6金城、
#14岸本、#31喜多川、#34ハミルトン
オンザコート(外国人選手の出場枠)の申請は、2-1-1-2

対する大阪は、#14橋本、#15根来、#17木下、#18相馬、#55ハレルソン
オンザコートは1-2-1-2


■第1Q
大阪は、早いパス回しから#15根来を中心に得点を重ねる。
常に大阪に先行される形で、何とか食らいつくキングスだが、
大阪のゾーンとマンツーマンのチェンジングディフェンスを
崩すことができない。
大阪のアウトサイドが決まり、18-25で第1Q終了。

キングスはオンザコート2で、対する大阪は1。
第1Qでリードを奪いたいキングスだったが、苦しい立ち上がりとなってしまった。

■第2Q
立ち上がりで連続スティールを許し、開始僅か23秒でタイムアウト
要求する事態になってしまったキングス。
タイムアウト後、オフェンスをシュートで終えるも、大阪のゾーンディフェンス
を崩せない。
一方で、大阪はガード陣のカットインから、ヘルプに来た#34ハミルトンを
うまく引き付けてインサイドにパスを供給するなど、リズムよく得点を重ねる。

#31喜多川が3Pシュート中にファールをもらい、3本ともフリースローを決めると
スクリーンを上手く使ってのフリーになる動きが徐々にみられてきて、キングスの
オフェンスにリズムが出来始めてくる。
3Pも決まり、大阪のファールで得たフリースローもしっかり決めて、
5点差(35-40)まで追い上げるも、終盤に大阪に連続得点を許し、
35-47で前半戦終了。

大阪がインサイドにボールを入れた後、キングスがダブルチームを仕掛けるが
待ってましたと言わんばかりに、ノーマークの選手にパスが渡り3Pを狙ってくる
動きを徹底していました。
そのシュートが外れる時間帯は、キングスが追い上げる展開にできていたが、
大阪としては攻め切った形を作れていて、流れを失うことはなかった。

 

■前半戦を終えてのスタッツ

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キングスの2P成功率が36.8%と非常に低い。3Pに関しても25.0%。
一方の大阪の2P成功率は55.2%となっていて、この差がそのまま
点差に表れている。
また、シュート本数そのものもキングスが27本に対して、大阪は43本と
なっていて、いかにキングスが攻めあぐねているかがわかる。
リバウンドも大阪が27本も記録していて、特に10本のオフェンスリバウンドは
大阪ガード陣のドライブにキングスガード陣が全くついていけず、インサイドプレイヤーが
ヘルプに行った結果、シュートは外れるものの大阪のインサイドプレイヤーに
リバウンドを奪われる形が多かったことに起因していると思う。
フリースローを高確率で決めていることで、何とか12点差に留めているような印象。

■第3Q
第3Qも、大阪が3連続得点でスタート。
#31喜多川が3Pで応戦するも、大阪の勢いを止めることはできず、第3Q残り6分で
20点差(42-62)を付けられてしまう。
ここから、キングスは気迫のディフェンスで約3分ほどノーゴールに抑えることに成功するが、
パスが上手く回らず、キングスもゴールを奪えない。
オフェンスのリズムを立て直せないまま、47-68で第3Q終了。

■第4Q
第4Qも、大阪の3Pでスタート。
残り時間と点差からか、キングスは集中力を欠き、得点を奪えない。
点差を詰めるどころか、さらにリードを広げられてしまう。
少しでも流れを変えたいキングスは、#13津山、#16渡辺、#24田代と若い3人を同時に
コートに送り出すも、大阪のオフェンスを止めることも、ディフェンスを崩すことも
できない。
明日の試合に備えるかのように、残り2分あたりから外国籍選手を下げて
57-96の大差での敗戦となった。

■最終スタッツ

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良い点は、フリースローを高確率で決めたことだけ。
キングスのシュートはことごとくリングに嫌われ、大阪がディフェンスリバウンドを
抑えるという構図が試合を通して変わらず見られた。


■感想
大阪の桶谷HCの手のひらで泳がされていたかのように、大阪のディフェンスが決まり、
キングスは何もできないまま試合が終わってしまった印象。
パスの出し先も、フェイントも、すべて大阪に読まれているようだった。
全Qで大阪の得点から始まるところも、この試合を象徴しているようだった。
いかに、キングスを知り尽くしている桶谷HCとはいえ、このままでは終われないはず。
明日は、巻き返しを信じて、今日よりも大きな応援をしたいと思う。